2009年度 第24回研究大会・総会
- 統一論題: 地域公共交通活性化と交通権の実現への課題
2007年に成立・施行された地域公共交通活性化法は、過疎地域・「限界集落」の拡大のなかで、交通政策に関して一定の修正をもたらすものであり、これまで疎外されてきた地域の公共交通・生活交通のあり方を再度見直す方向性を含んでいる。国民の交通する権利としての交通権の実現を目指す交通権学会として、地域公共交通活性化法とそこにおける諸施策が地域の公共交通・生活交通にどのような効果・影響を与えているのか、いないのかを検証することが必要である。
2009年度研究大会において、国土交通省担当者からその政策的目的と現状・実態について報告を受け、それが交通権の実現に向けてどのような課題を持っているのかを考えるのが、この大会の目指すところである。
- 日程: 2009年7月18日(土曜日)、19日(日曜日)
- 会場: 関西大学 千里山キャンパス(大阪府吹田市)
- 参加費: 会員 1,000円 非会員 1,500円
※懇親会は事前予約制です。
※会員外の方も研究大会への参加と総会の傍聴ができます。
プログラム
- 第1日目(7月18日) 会場:関西大学100周年記念会館 第1特別会議室
- (10時~13時 理事会)
- 13時30分 開会(13時 受付開始)
- 13時40分~14時40分 自由論題報告
- 報告 「学校MM(モビリティ・マネジメント)の現状と今後の課題」堀内重人(NPO法人環境市民)
- 報告 「豊田市逢妻地域における交通権確保に向けた交通安全活動」三村聡(愛知学泉大学)、床尾あかね(愛知学泉大学客員研究員)
- 報告 「環境グルネル会議とその法制化における新交通政策~ポスト京都議場書をめざすフランスの戦略」西田敬(独立行政法人都市再生機構)
- 15時15分~16時00分 休憩
- 関西大学キャンパス・ツアー(希望者のみ)
- 「高松塚古墳壁画再現展示室及び豊臣期大坂図屏風の見学」(高松塚古墳壁画を、色彩を含め完全な原寸大で再現した展示物は、全国でここにしかありません。ふるってご参加ください。)
- 関西大学博物館
- 16時00分~17時00分 記念講演
- 「ソウル市の公共交通体系改変の現状と課題」ベ・ギモック氏(韓国・大眞大学教授)
- 17時00分~18時00分 総会
- 18時00分~ 懇親会 (関西大学100周年記念会館 レストラン紫紺) ※懇親会は事前予約制です(後日募集)。
- 第2日目(7月19日) 会場:関西大学100周年記念会館 第1特別会議室
- 9時00分 受付開始
- 9時30分~11時00分 自由論題報告
- 報告 「小地域統計を用いた『自治体別・公共交通アクセシビリティ指標』の算出手法」国府田諭(環境自治体会議・環境政策研究所)
- 報告 「名古屋圏における交通まちづくりの現状と課題 ―リニモの例を中心として―」島田善規(NPO法人リニモクリエイト)
- 報告 「過疎バスの公共性に関する一考察」井本正人(高知女子大学)
- 11時00分~11時30分 2008年度研究助成金による研究成果報告
- 「地域公共交通活性化再生法を活用した地方鉄道再生の可能性と課題 ―市民運動への参与と『当事者の声』の聞き取りを通して」宝田惇史(東京大学大学院)
- 11時30分~12時30分 昼食休憩(理事会)
- 12時30分~17時00分 統一論題報告
- 報告 土居靖範(立命館大学)
- 報告 桜井徹(日本大学)
- 報告 森田優己(桜花学園大学)
- 報告 辻本勝久(和歌山大学)
- シンポジウム
- 17時00分 閉会
詳細プログラム(PDFファイル 207KB)
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