富山市に社会貢献賞を授与
2007年4月1日 社会貢献賞審査委員会
【授与理由(要旨)】
- JR西日本の富山港線をLRT化し、LRT導入の先端事例をつくった。
- バリアフリー化した、質の高い公共交通機関を整備することで、人と環境にやさしい、持続可能なまちづくりを進めようとしている。
- 環境改善・コンパクトシティ形成の視点から交通事業をとらえ、「まちの装置」として公共交通機関を位置づけた点は、交通権の推進という点で高く評価できる。
- 富山市およびLRTを運行する富山ライトレール株式会社は、ハードばかりでなくソフトの面でも、新駅を4駅増やし運行本数も大幅に増加させるなど、公共交通のサービスの改善という点でも見るべき点が多い。
- 地域住民の生活に最終的に責任を負うべき地方自治体が、北陸新幹線のための高架化工事に伴う富山港線廃止の危機を、LRTの導入という新しいサービスとコンセプトでうまく切り抜け、地域公共交通の水準を大きく引き上げたことで全国の他の自治体のモデルとなった。
2007年7月21日、2007年度研究大会において土居靖範会長が金山英樹・富山市都市整備部交通政策課交通企画係に表彰楯を贈呈し、「富山市のコンパクトシティへの取り組み」と題して受賞記念報告が行われました。
富山市
富山市:公共交通
富山ライトレール株式会社
印刷用ページ